六角堂!京都の中心で縁結び?色々不思議なお寺!

京都のほぼ中心に六角堂と呼ばれるお寺があります、正式には「紫雲山頂法寺」と呼ばれ聖徳太子の創建と言われています。

六角堂の名前の由来に当たる様に屋根が六角になっているのも特徴なんですが、なんで六角なんでしょうね?!

またこの六角堂は華道「池坊」は発祥の地でもあります、どんな関係があるんでしょう?

縁結びや華道・六角形の屋根ちょっとミステリアスなお寺についての記事になります。

六角堂の屋根はなぜ六角形?

答えを先に言えば、ちょっと真面目になりますが、仏教の考え方に六道輪廻と言う考え方があり、

これは人が輪廻を繰り返す際、仏教に入って悟りに至らなけれ永遠にその世界を回り続けるとされていています。

 

六道とは地獄道・餓鬼道・畜生道これを三悪道とし、修羅道・人間道・天道これを三善道とし、

自らの行いで決まるという考え方です。

この六道を守る地蔵尊を祀り、輪廻を表していると言われています。

 

まぁ!似た考え方なんですが、ちょっと見方を変えていえば六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)によって生まれる欲を捨て

角をなくすことで円満になることを「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」を願うと言う事から六角形の形にしたと言う事です。

 

これが六角堂の屋根がなぜ六角形なのかという答えとされています!!

 

そしてこの六角堂!色んなエピソードがあるお寺でもあるんです。

六角堂のエピソードって何が?

色んな寺院にはそれぞれエピソードがあるのは確かですが、六角堂も負けず劣らずいろんな話が残っています。

それぞれ紹介していきますね!

六角堂は縁結びのスッポット?

屋根が六角形のの話から何故縁結びが関係あるの?って思いますよね。

 

平安時代初期のころ妃を探していた嵯峨天皇は、ある夜に如意輪観音が枕元に現れ

「六角堂の柳の下を見なさい」と告げられ、人を使わすと(自分で行こうよと思いませんか)

とても香りのよい美しい女の人が居て、この女性を妃に迎えお互い仲良く暮らしたという話です。

 

ここから六角堂の柳に願をかけると「良縁に恵まれる」・「恋が成就する」と恋のスポットになりました。

本堂前の柳の2本の枝を一つにしておみくじを結ぶとご利益があるようですよ!!

この日は(6月6日)池坊の「いけばなの日花展」があって縁結びの柳の前に作品が展示してありました。

京都の中心?へそ石はそもそも何なの?

へそ石

このへそ石と言うのは元々は六角堂本堂の基礎石の一つだと言われています。

石は本来六角通りにあったんですが、明治初期に今の境内の中に移されました。

 

この石の由来は、平安京を作るときに街路を整備していた際ちょうどそこに六角堂がありました、

そこで本尊に「この地を離れたくなければ、どうぞ南北のいずれかに動いてください」と祈願したところ

にわかに雲が沸き起こり、ひとりでに15m程北に動いたと言います。

この六角形の石は、その時の最初の本堂の基礎石で、京都の中心だったので「へそ石」と呼ばれるようになったとさ!

ところで中心の穴は時計の代わりだと言事らしいですよ、

なんでも中心に棒を立て影の向きや長さで時間や季節(?ちょっと違いますけど)を表していたんだそうです。

特に京都のこの地は時折鴨川の氾濫なんかで苦労した地域なんだそうで、それを知らせる一つの目安にしていたと言う事です。

水かさが増し非難するように警告するときは六角道を挟んだ向かいのところにある鐘をついていたと言う事です。

六角堂向かいの鐘

(トラックの向こうにある鐘がそうです、鐘の正面が六角堂になります)

合掌地蔵と十六羅漢!

本堂向かって右側の池に合掌地蔵と十六羅漢があります。

羅漢って何なの?と聞こえてきそうですが、羅漢は仏の教えを伝えることのできる優れた僧侶に与えられた名前の事です。

そしてなぜ十六かと言うと、十六は方位の四方八方を表しあらゆるところにいるという意味だそうです。

 

合掌地蔵は、お参りに来た人の願いを掌にやさしく包んで一緒にその願いをかなえられるようにと一緒に祈ってくれているんだそうです。

 

一言願い地蔵

親鸞堂の下にちょっと首を傾けたお地蔵さんがいます、

このお地蔵さんは一言願い地蔵と言ってあなたの願いをかなえてあげようかどうしようかと考えているお地蔵さんです。

考えてなくて叶えてほしいですけど、ちょっとその姿はいやされる感じがします。

六角堂は生け花発祥の地?

六角堂の住職は華道池坊の家元が務めています。

本堂北側に聖徳太子が沐浴されたと言われる池があり、

そのほとりに僧侶が住んでいたことから、この地を池坊と呼ばれていました。

この僧侶の修行の一つに仏前にお花を供えると言うのがあり、そんな中で「いけばな」が確立されて言われています。

2017年に公開された「花いくさ」と言う映画は池坊の初代がモデルです。

 

本当にいい映画で是非見てもらいたい作品です、ちょっと突っ込みしたくなるような場面もありますしコメディタッチの部分もありますが

全体的に考えさせられほろりと来る作品です。

六角堂を上から眺めることが出来る場所があるの?

実はこの六角堂を上から眺めることが出来るんです。

展望台はないんですが、本堂向かって左手にあるビルのエレベーターがシースルーになっていて9階まで上がるまで見下ろすことが出来ます。

入り口から入るとスターバックスの喫茶になっていて、その右手にエレベーターはあります。

エレベータからは六角堂と街並みが見ることが出来ます、ぜひエレベーターに行ってみてくださいね!

ちなみに無料なのでご安心を!!

(9階からの六角堂)

                            (4階からの六角堂本殿)

終わりに

六角堂は市営地下鉄四条と御池のちょうど真ん中あたりの六角道を曲がってすぐなのでアクセスは結構いいです。

今回紹介した以外にもいろいろあるので是非訪れたいお寺のひとつです。

 

最後まで読んでいただき有難うございました

 

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