ぬブラタモリは二週にわたり伊賀編と信楽編!
信楽は狸の置物では全国区ですが、意外とあの童謡「ずいずいずっころばし」とも関係がある町なんです。
そして何故か?ステーキを出しているお店が割と多いんです、
それもあの近江牛を安い値段で!
と言う事で信楽町を紹介したいと思います。
なぜ信楽は狸の置物で有名なの?
信楽と言えば、まず誰でも頭に浮かぶのは狸の置物だと思います。
いつ頃から何故?信楽は狸で有名になったんでしょうか?
信楽のタヌキの歴史は昭和から?
狸の置物は古くからあったと思っていますか?
実は結構最近に全国区になったんです!
昭和26年に昭和天皇信楽行幸の際に、
お迎えするのに何かと考え主力商品の火鉢でアーチを作り狸を並べ日の丸を持たせお迎えしました。
それを見た昭和天皇は喜んだと言う事が報道されたことで全国に信楽のタヌキが有名になりました。
こちらは信楽駅の横にある電話ボックスです
なぜ狸なの?
さてなぜ狸が選ばれたんでしょうか?
狸が選ばれたのはその名前からなんです・・・・・・?
たぬき→他を抜く→他抜き=狸と言う事です。
と古くから縁起ものだったんです。
そしてこれは「信楽狸八相縁起」としての笠をかぶったよく見る形が考案されたんです。
信楽八相縁起ッて?
あなたもよく知るタヌキはこんな感じだと思います。
笠をかぶり徳利や通い帳をもってる大きな目とおなかの愛想ある狸!
それぞれに意味があり縁起物と言う事になります。
笠・・・・・悪事災害から身を守る
大きな目・・・・大きく目を開き前後左右に気を配り正しい判断を!
顔・・・・常に笑顔で愛想よく周りの人を幸せに!
通い帳・・・・世の中は信用第一!
徳利・・・・・徳をつけるように心がける。
おなか・・・・・常に落ち着きながら、大胆に決断せよ。
金袋・・・・金運と運用を。
太い大きなしっぽ・・・・・何事も終わり良ければ総て良し。
信楽焼とずいずいずっころばしって?
信楽と童謡「ずいずいずっころばし」の関係の前に、なぜ信楽は焼き物の町になったかを少し知る必要があります。
なぜ信楽は焼き物の町になったのか?
以前のブラタモリ伊賀編で紹介された古琵琶湖層群が深く関係しているんです。
⇒ブラタモリ!琵琶湖が作った伊賀の地層と忍者のルーツの関係?
この信楽の地層も古琵琶湖層群で粘土質なんです。
この粘土は植物や動物の死骸の他に石灰岩など多くの焼き物に適した成分が多いんだそうです。
またこの信楽焼は他の焼き物の産地と違い粘土の質が扱いやすく大きなものを焼くのにも良かったようなんです。
その為大きな茶壷などが作られました。
またこの信楽の地は山に囲まれてはいますが、お茶の産地京都の宇治にも近いという立地もあり
江戸時代に将軍にお茶を献上する茶壷としても使われました。
この茶壷に入れたお茶は湿気らず香りも保つと多くの大名にも人気になったそうです。
この茶壷があの童謡「ずいずいずっころばし」と関係してくるんです。
ずいずいずっころばしと信楽焼の関係は?
なんとなくわかってきたと思います。そうなんです!
将軍見城のお茶に信楽焼の茶壷が使われたんです。
これは茶道中と呼ばれ、その性格上大名行列やその上の御三家の大名行列よりも上の扱いとされ
庶民は粗相がないように細心の注意を払っていたようです。これが「ずいずいずっころばし」の歌なんです。
ずいずいずっころばしの歌の意味は?
この歌には大きく二つの説があります。
まず一般的に言われている解釈を紹介します。
まず元歌を
ずいずいずっころばしゴマみそずい 茶壷に追われてとぴんしゃん
抜けたらどんどこしょ 俵のネズミが米食ってちゅう ちゅうちゅうちゅう
おっとさんが呼んでもおっかさんが呼んでも 行きっこなしよ
井戸の周りでお茶碗欠いたの だあれ?
解釈
色々な解釈がありますが
茶壷道中が来たら、戸をピしゃんと閉じてゴマみそをなめてじっと息を殺して居よう。
茶壷道中が抜けたらどんどこしょと戸を開け遊びましょう。
粗相がないように外には出てはいけないお父さんが呼んでもお母さんが呼んでも!
家で息を殺して居たら俵の米を食べるネズミの声や井戸の近くでお茶碗が欠ける音が聞こえてくる
と言うのが一般的のようですが、これは男女の歌だという解釈もあります。
まず「ずいずい~」の意味は「どんどん~する」と言う意味で。
「ずっころばし」は「転ばす」らしいです。
そして「ゴマみそ」は当時はご馳走のひとつだったわけで、女性を表していると言う事らしいんです。
なのでここまでの意味は
「女の人を倒してどんどん~しよう」と言う意味になります。
「茶壷」は男性を表現していて 「とっぴんしゃん」 は性行為の時の擬音で、
「抜けたらどんどこしょ」は何度でも!そしてネズミは繁殖力が強いので精力を表していると言うことになります。
「おとっさんが呼んでも、おっかさんが呼んでも行きいっこなしよ」は言わなくても何となくわかりますよね。
最後の 「井戸の周りでお茶碗欠いたの、だあれ」 ですが、
井戸はおしりを表す言葉でおしりを撫でまわすという意味になります。
そして 「お茶碗欠いた」 のと言う言葉ですが、
お茶に関する業界の隠語で
「主茶碗」は正妻の事らしいんで、「お茶碗欠いた」はお茶碗変えたの意味で正妻以外の女性の事らしいです。
ちなみに「替え茶碗」は隠語では「妾」の事のようです。
以上の事から「ずいずいずっころばし」は不純異性行為の歌だともいわれています。
信楽町はグルメの町?
信楽町はふしぎとステー気を提供しているお店が多いんです。
確かに近江牛はこの近くですけど、他の町に比べ多いように思います。
当然山菜料理も多いんですけど、美味しいステーキでコスパもいいんですよ。
(個人的な感想かもしれませんが)
色々あるお店の中で、私も時々(と言っても年に1~2回ですけど)行くお店を紹介したいと思います。
口コミでたまに評価が低いのお見かけますが、その人の虫の居所が悪く些細なことが悪評価なったんじゃないかと思っています。
お店の名前は牛石で祭日はメニューを絞っています(平日に行けないので平日メニューはわかりません、すいません)
何といってもお勧めは、ハンバーグ定食とステーキ定食です。
ハンバーグは正直デミソースは要らないかなぁと思うほど肉の味がしっかりしていて本当に美味しいです。
ステーキも間違いなく近江牛です。確かにA5ランクとはいかないようですが、脂身も甘みがあり十分においしくいただけます。
(近江牛と言いながらどう見ても国産牛でしょと言うようなお店も何件かありました)
気になるお値段ですか?
ハンバーグ定食が1600円でステーキ定食は2360円です。
休日メニューは他にビフカツ定食(2200円)・焼肉定食(1600円)・牛めし(1230円)・ビーフカレー(980円)がありますが
ハンバーグ定食とステーキ定食がお勧めです、ご飯はお替りできます。
最後にひと言
信楽町は如何でしょうか?
ずいずいずっころばしと信楽焼の関係はちょっと意外でしたよね。
子供のころ握った手に人差し指を入れて遊んでいた歌が実は男女の歌だったとは?驚きですよね!
確かに昔歌には世界中こんなことがあります、
娯楽も少ない時代こんな風に遊びながら性教育や道徳なんかを学ばせたのかもしれませんね。
そう考えれな「ずいずいずっころばし」の遊び方も何となく考えてしまうことになりますよね。
最後までお付き合いありがとうございました。
あ~アイキャッチに画像は信楽町で見つけた喫茶店兼お土産屋さんの外見です、
中はこんな感じでした。